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2007年5月24日 (木)

vol.5第18回『ブナ林と狩人の会:マタギサミット』開催のお知らせ

第18回 ブナ林と狩人の会:マタギサミット in 東京 開催のお知らせ

 山々の木々が芽吹き日々春めく今日この頃、皆様益々御清祥のことと御推察申し上げます。
 ところで、第18回『ブナ林と狩人の会:マタギサミット』の開催をお知らせ致します。
 本年は、昨年の山形での会において次回は東京で開催することで意見が一致いたしました。これを受けて実行委員会を組織し開催の準備を進めております。
 昨年はツキノワグマの出没が激化し、全国で約4700頭が捕獲殺処分され今春の春グマ猟が中止された地域も多く、本会の主旨としては厳しい状況となりました。このような事態を受けて『ブナ林と狩人の会:マタギサミット』としても何らかの発言をしなければならないと考えております。折しも本年の開催地は東京ということで、本会の主旨と狩人の皆さんの声を直接東京の方々に聞いていただける絶好の機会ともなりました。
 東北の自然、東北のクマとマタギ文化を未来に繋いでゆくためにこの会は発起されました。そして熟練した狩人たちが次々と現役を退いてゆく中で、次の時代を担う人材の育成は未だに軌道に乗っておりません。またクマとの間合いの取り方が分からない人々や地域が増え、本会が果たす役割も重要性が増してきていると考えております。今回は東京において「なぜ、クマは里に下るか」というテーマを軸に皆様の考え方、そして次世代へと託すべきものを「マタギの本音」と題して議論致したいと思います。
 皆様のお越しを心からお待ち申し上げております。
 尚、今回は開催地が東京であり、宿泊施設の都合上、宿泊人数を取り急ぎ把握致したく早めのお返事をお待ち致します。

              第18回『ブナ林と狩人の会:マタギサミット』実行委員会



§1. 開催の主旨
 第18回目を迎えた『ブナ林と狩人の会 : マタギサミット』を東京において開催する目的は、首都圏に暮らす人々にマタギとその文化、そしてクマやカモシカなどの野生動物と地域に暮らす人々との関係について考えていただくためです。本会の発起と目的については会で配布してきた「マタギサミットの歩み」の中で次のように述べています。
「『ブナ林と狩人の会−マタギサミット−』は平成2(1990)年3月に第1回目の会が開かれて以来、毎年1回開催されている広域的山村交流会議です。この会の発起は、中部東北地方の豪雪山岳地帯に点在する伝統的狩猟集落(マタギ集落)を中心に狩猟文化を研究している田口洋美(幹事:狩猟文化研究所代表。2005年〜:東北芸術工科大学教授)の呼びかけに応え、新潟県村上市松山三面(元、岩船郡朝日村三面)、秋田県北秋田郡阿仁町、長野県下水内郡栄村秋山郷の猟友会員、青年会、婦人会などの有志が集ったことにはじまります。
 本会の目的は、狩猟文化(マタギ文化)を基礎に、中山間地域の生活文化の継承と発展を目指し、それぞれの集落が21世紀をどのように生き抜いていくのか、生活者自らが問題解決に向けて模索して行くための場となることです。現在、中山間地域は、自然環境(森林環境・野生動物の生息環境)の変質や生業を中心とした生活経済の変化、過疎化、高齢化、そして離村や廃村といった集落の存続すら危ぶまれる変革の時代を迎えております。これら中山間地域が共有する諸問題に対して、互いが情報を交換し、親睦をはかりつつ、知恵を出し合い工夫をこらし、来るべき未来を自らの手で開いて行くことを目指しています。狩猟においては、21世紀型の自然と人間の関係の再構築、狩猟後継者の人材発掘と育成を目指します。本会は、中山間地域の住民が育んできた動植物資源に関する捕獲採取、加工利用等の技術知、狩猟、採集、漁撈活動などによって培われてきた地域の地理的、生態的な自然に対する知、さらに農林業といった生活基盤生業を通して生活全般に渡って培われてきた自然と村落社会に対する知、これらの知が三位一体となって醸成されてきた民俗知の上に成り立ってきた事実を後継者や内外の人々に正しく伝え、さらに育てていきたいと考えます。すなわち、中山間地域の日常生活の安定した持続性こそが地域生態系、自然環境の持続性を保証するという生活と環境の相補的関係に基づいた“山と森に生かされる哲学”を手がかりに、むら人(住民)自らが未来を発見していく、そしてその生き方や考え方を一般市民が理解可能なものへと言葉化していくことを目指します」
 この会の主旨は現在も変わってはおりません。しかし、自然の側は大きく変わって参りました。誰しもが周知しているように、昨年はクマ騒動に明け暮れた1年でした。12月中旬、環境省は昨年の有害鳥獣捕獲によるクマ類(ヒグマ、ツキノワグマ)の捕獲頭数は5059頭に達したと発表しました。そのうちツキノワグマの捕獲数は4732頭で、8割に当たる4578頭を殺処分したといいます。そして年間のクマ類による人身被害、死傷者は147名にのぼったことも併せて発表しました。
 『ブナ林と狩人の会 : マタギサミット』ではこのような状況は決して良い状況とは考えておりません。このようなクマ類と住民の軋轢が生み出す状況を打開し、より自然との対話(とくにクマ類との安定した関係の持続)を促してゆくためにも首都圏に暮らす人々に御理解と御支援を呼びかけたいと考えます。地域に真の活性化を促すためには、地域が自立してゆくことにつきます。
 今回の『ブナ林と狩人の会 : マタギサミット』は、「なぜクマは里に下るか:マタギの本音」と題し、可能な限り地域に暮らすマタギ、ヤマウド、猟師、狩人などと呼ばれ、数十年に渡って山と森の世界で野生動物たちと向き合ってきた人々の声を皆様に直接お伝えしたいと考えています。



§2. 会の構成
■主催■第18回『ブナ林と狩人の会:マタギサミット』実行委員会
   【実行委員会の構成】
   ・実行委員長:田口洋美(狩猟文化研究所代表・東北芸術工科大学教授)
   ・科研チーム(「少子高齢化時代における持続的資源利用型狩猟システムの開発に関する新領域研究」)
   ・東北芸術工科大学東北文化研究センター
   ・狩猟文化研究所

■ 後援■
    大日本猟友会
    WWF-Japan
    野生生物保護学会
    JBN(Japan Bear Network)

■協力■ 東京大学大学院人文社会系研究科佐藤宏之研究室
     東京大学大学院農学生命科学研究科酒井秀夫研究室
     東北芸術工科大学

 開催日時:平成19年6月30日 午後1時集合(午後1時15分開場)
    マタギサミット:午後1時30分〜4時30分

 集合場所・会場:東京大学農学部弥生講堂一条ホール
(〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1東京大学農学部内 ℡:03-5841-8205)
   ホームページ  http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/

 懇親会・会場:午後6時〜9時
        東京大学安田講堂中央食堂
     http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_01_j.html

 宿泊:鳳明館:森川別館  
(〒113-0033 東京都文京区本郷6-23-5 

               ℡:03-3811-8171  FAX:03-3811-8120)
     http://www1.odn.ne.jp/homeikan/

 問い合わせ:東北芸術工科大学東北文化研究センター
    (〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5

                ℡:023-627-2168 FAX:023—627-2155)

§3. 参加要項

【村関係】
 村関係の参加希望者は、各地域の代表者に案内を配布し、参加者名簿に記載して頂き取りまとめをお願い致します。名簿には氏名、住所、電話番号、性別、年齢、宿泊の有無、懇親会への参加の有無を書き添えお送りください。参加者名簿は可能な限り早めに東北文化研究センター(上記問い合わせ先参照)にFAXあるいは郵送でお送りください。
 今回の会は東京であり、可能な限り電車などをご利用頂ければ有り難く存じますが交通費などの負担もあり、マイクロバスを利用される地域は直接幹事にご連絡ください。大学構内駐車許可証の発行とスペースの問題もありますので、お早めにご連絡ください。宜しくお願いを申し上げます。

 参加会費:10000円(宿泊費:1泊朝食付き・懇親会費を含む)
 応募締切:平成19年6月10日
 応募先:東北芸術工科大学東北文化研究センター
    〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5 ℡:023-627-2168 FAX:023—627-2155

【一般参加者】
 一般の方で参加を希望される方は、氏名、住所、電話番号、性別、年齢、宿泊の有無、懇親会への参加の有無を書き添え田口宛E-mailでその旨をお伝えください。
 応募の〆切は6月10日ですので、お早めにご連絡ください。

 マタギサミット:入場無料
 懇親会会費:4000円
 宿泊+懇親会会費:10000円

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