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2006年12月13日 (水)

vol.4.発端

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『ブナ林と狩人の会: マタギサミット』は、1990年、新潟県村上市にある三面集落移転地の小さな公民館から出発しました。

 三面集落については民族文化映像研究所のスタッフや有志によって編纂された『山に生かされた日々ー新潟県朝日村奥三面の生活誌ー』(1984.民族文化映像研究所)や拙著『越後三面山人記ーマタギの自然観に習うー』(1992.農山漁村文化協会 )に詳しく記しています。
 1985年秋、三面集落は県営ダム建設のために全戸が水没することになり、閉村しました。そして集落は全戸移転を余儀なくされ、村上市、新潟市、新発田市、豊栄市、埼玉の大宮市などへ移転してゆきました。そのなかで村上市には旧集落42戸のうち32戸が集団移転しました。その集団移転地には集落の小さな公民館が建てられ、この公民館を会場として第1回『ブナ林と狩人の会: マタギサミット』が開催されたのでした。移転地の三面猟友会9名と結成されて間もなかった三面青年会の11名が中心になって会ははじめられました。

 この会をはじめるにあたっては、会を発起した私に対して様々な意見が寄せられました。「そのような会を催して社会的責任をどうとるのか?」「まだ早い。君は若く、まだ勉強が足らないのに、何故急ぐ」「貴方は運動をしたいのか?研究をしたいのか?」などでしたが、私が選択した意見は「君は若いのだ。思い立ったら行動すべきだ。理屈は後からいくらでもついてきます。でも、やるからには最後までやり通しなさい」というものでした。ともかく、この辺りの事情は著作の『マタギー森と狩人の記録ー』(1994.慶友社)の中でも記していますが、当時はバブル期のただ中にあり、ゴルフ場やスキー場などのリゾート開発や林道開発などによる森林伐採が拡大し、豊田商事などの悪徳商法がはびこっていた時代でした。そのような中、自然保護運動も盛んになりはじめていました。確かに私も自然保護運動に強い関心を持ってはいましたが、現実に開発され行く地域の状況を見ながら、大きなズレを感じはじめていました。ズレというよりも違和感と言った方が正しいかも知れません。当時の私の目には自然保護論は強者の論理、正義を振りかざしてはいるものの人々の実生活から離れた論理として写ったのでした。それはこの日本列島の大地には根を下ろしきれない、地域の人々の現実とその歴史や文化を無視した論理に見えたのでした。私は、地域の人々の実生活に根ざした保護思想、直向きに地域の自然とまみれながら生き続けようとする生き方や考え方により強いリアリティーを感じていました。

 しかし、強いリアリティーを感じていたはずの地域には元気がなかった。世の中はバブルで浮かれていたのに地域では過疎が深刻化していました。どのような公共事業がもたらされても若年層の労働力が不足していました。そのため道路、施設建設などの工事現場で働く人々の多くが中高年層で占められていました。工事現場で日中は日雇いの肉体労働をし、夕刻村に帰って田畑の世話をする。しかも夜中の10時11時まで野良で働く人々の姿がありました。それは中山間地域では珍しいことではありませんでした。中には早朝に畑の収穫物を市場に届けてから日中の日雇い仕事に出るという人々さえありました。たとえ開発を否定しようとも地域で暮らす人々には現金収入が必要でした。町の高校や都会の大学に就学した子ども達へ仕送りをしなければならず、また衣食住ともに現金の支払いに追われる日々でした。

 そのような中で、『ブナ林と狩人の会: マタギサミット』を発起した理由は、極私的な本音を言えば、村の人たちを元気にしたかった。村の人たちの満面の笑みに出会うための、よそ者に出来る精一杯の演出、それが『ブナ林と狩人の会ーマタギサミット』であったと思います。

 第1回目の会には、私がフィールドとして通っている秋田県北秋田郡阿仁町(現、北秋田市阿仁)から5名、阿仁の根子集落の青年会から1名がワゴン車に乗って三面にやってきました。そしてもう一つのフィールド長野県下水内郡栄村秋山郷から5名、秋山郷の青年会、秋山会を代表して1名が車でやってきました。
 公民館の座敷では三面の山人達が今か今かと長野と秋田からの来訪を待ちわびていました。到着時間になっても一台の車も現れず、不安になった私は三面集落の入り口まで足を運びました。青年会のメンバーのひとりは「田口さん、本当に来るんだげー、来ねぇーんでねー」といってからかったものでした。でも、ほどなく次々に車が到着して、会は幻とならずにすみました。

 第1回目の会から3回目の会までは、参加者が増加するとは想定してませんでしたから、宿泊はそれぞれ村人達の自宅に分宿すると言うかたちを取っていました。すべてはスポンサーなどいない参加者のポケットマネーでのやりくりですから、宿は自宅に分宿、宴会の料理も各猟師の奥さんや娘さん達の手料理でした。お酒は持ち込み。足らなくなれば酒屋さんに電話して持ってきてもらうという、なんとも長閑で計画性のない会でしたが、それだけ味わい深いものがありました。

2006年12月12日 (火)

vol.3.ブログ開始の挨拶

 『ブナ林と狩人の会: マタギサミット』幹事の田口です。
 今日、たまたま学生とHPやブログの話をして、ブログの登録の仕方やHPの立ち上げ方を学生の指導の元試みていたところ、では僕もブログをやってみよう!ということになり、早速立ち上げた次第です。
 きわめて衝動的な行為で恥ずかしい次第ですが、物事のはじまりというのはえてしてそうしたものでありましょう。
 そして、タイトル上の日付を見たらなんと12月12日!今日は偶然にもダムに水没してしまった新潟県朝日村三面集落の山の神様の日でありました。この山の神のまつりの夜にブログを立ち上げる事になったというのも何かの縁でありましょう。これからこのブログをどのように運営してゆくか考えなければなりませんが、とりあえずこうした媒体に身を晒すことも、何某かの力になるのではないかとほのかな期待を寄せる次第です。
『ブナ林と狩人の会: マタギサミット』をはじめて17年が過ぎましたが、やっとこの会の存在や、その主旨が周囲の人々に周知され、市民権を得てきた時期でもありますので、ブログを立ち上げるには良いタイミングであったかも知れません。このブログを通じて内外の多くの方々の声に耳を傾けながら、僕たちが生きてゆくこの列島の大地にどれほどのリアリティーを持つことが可能なのかを考えてゆきたいと思います。

2006.12.12.pm, 『ブナ林と狩人の会: マタギサミット』幹事:田口洋美

vol.2.会のプロフィール

【会のあゆみ】

 『ブナ林と狩人の会: マタギサミット(Japan Traditional Hunters Conference)』

第1回 1990年3月17,18日:新潟県村上市松山字三面“三面公民館”(三面集落移転地)
テーマ:クマ狩りに見られる地域性
参加者 新潟県村上市三面猟友会=9名 青年会=11名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=5名 青年会=1名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=5名 青年会=1名
その他=5名               計36名
主催:新潟県村上市三面猟友会
                   〃    青年会
                   〃    婦人会
協力:三面集落、三面公民館、田口洋美

第2回 1991年3月9,10日:秋田県北秋田郡阿仁町比立内“松橋旅館”
      〃    打当 “打当ふるさとセンター”
 テーマ:マタギ習俗の伝承とふるさとづくりを考える
 特別講演『三つのむらをつなぐもの−マタギ道考−』
 田口洋美(フィールドワーカー)
 参加者 秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=35名 青年会=10名
 新潟県村上市三面猟友会=9名 青年会=5名
 長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=9名 青年会=1名
 山形県東田川郡朝日村猟友会=1名
 その他=16名               計86名
 主催:秋田県阿仁町猟友会有志
 協力:秋田県阿仁町猟友会、松橋旅館、打当ふるさとセンター、田口洋美

第3回 1992年3月14,15日:長野県下水内郡栄村秋山郷上野原“のよさの里”
   〃      切明 “雄泉閣”
 テーマ:森林資源とむらの将来vol,1−今、野生動物たちに何が起きているのか?−
特別講演『ブナ林−その役割と生態−』市川健夫(東京学芸大学名誉教授)
参加者 長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=21名 青年会=15名 婦人会=6名
 長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原=1名
 秋田県北秋田阿仁町猟友会=5名 青年会=1名
 新潟県村上市三面猟友会=8名 青年会=6名
 山形県東田川郡朝日村猟友会=14名 朝日村役場=9名
その他=18名               計、約102名
 主催:長野県栄村秋山郷猟友会
 後援:栄村
 協力:栄村役場秋山支所、秋山郷婦人会、のよさの里、雄泉閣、田口洋美

第4回 1993年3月20,21日:山形県東田川郡朝日村大鳥“大鳥少年の家”
 テーマ:森林資源とむらの将来vol,2−マタギ文化継承の諸問題−
特別講演『地球環境と日本の自然』柳田耕一(NGO緑の地球防衛基金事務局長)
ゲストコメンテーター:後藤乙夫(環境庁自然保護局磐梯朝日国立公園羽黒管理官事務所)
参加者 山形県東田川郡朝日村猟友会=54名 婦人会=21名
朝日村役場関係者=13名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=1名
新潟県村上市三面猟友会=9名 青年会=5名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会・青年会=14名
山形県西置賜郡小国町猟友会=4名
その他=約23名              計、約144名
主催:山形県朝日村猟友会
後援:朝日村
協力:朝日村大鳥少年の家、朝日村大鳥婦人会、田口洋美

第5回 1994年8月27,28日:新潟県岩船郡朝日村“村営猿田野営場”
   〃     “旧三面集落跡地”
テーマ:森林資源とむらの将来vol,3−害獣対策に関する諸問題−
三面集落跡地現地説明会『奥三面遺跡発掘の現場から』
朝日村教育委員会奥三面遺跡調査室
特別講演『罠猟と集落−防御のかたち−』田口洋美(フィールドワーカー)
参加者 新潟県村上市三面猟友会=9名 青年会=5名
新潟県岩船郡朝日村関係者=14名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会他有志=8名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会・青年会=12名
長野県山下高井郡ノ内町奥志賀高原=1名
山形県西置賜郡小国町猟友会=9名
山形県東田川郡朝日村猟友会=11名
新潟県岩船郡山北町猟友会=4名
その他=21名                計94名
主催:新潟県村上市三面猟友会、青年会
後援:朝日村
協力:三面青年会、朝日村教育委員会、朝日村村営猿田野営場、
朝日村奥三面遺跡調査室、田口洋美

第6回 1995年7月8,9日:秋田県北秋田郡阿仁町“体験実習館”
     〃     “阿仁町文化センター”
テーマ:阿仁町誕生40周年記念「阿仁マタギサミット」
−野生動物の保護とマタギ文化の継承をめぐって−
特別講演『クマの捕獲と保護』羽澄俊裕(野生動物保護管理事務所代表)
特別講演『クマの妊娠過程について』坪田敏男(岐阜大学農学部助教授)
参加者 秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=56名
秋田県猟友会関係=24名
秋田県阿仁町関係=16名
新潟県村上市三面猟友会・青年会=15名
新潟県岩船郡山北町猟友会=15名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=15名
長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原=1名
山形県東田川郡朝日村猟友会=15名
山形県西置賜郡小国町猟友会=15名
宮城県刈田郡蔵王町猟友会=1名
岩手県遠野市猟友会=1名
その他、約22名               計、約196名
 主催:阿仁町
 協力:阿仁町猟友会、秋田県猟友会、阿仁町役場産業観光課、
阿仁町体験実習館、阿仁町文化センター、田口洋美

第7回 1996年6月21,22,23日:長野県下水内郡栄村秋山郷小赤沢“とねんぼ”
     〃        “民宿出口屋”
特別プログラム:第1回環日本海狩猟者会議
−野生動物の保護と狩猟文化の継承をめぐって−
特別講演『マタギ文化と考古学』佐藤宏之(東京大学文学部助教授)
特別講演『北方ユーラシアと日本列島を結ぶもの』佐々木史郎(国立民族学博物館助教授)
参加者 長野県下水内郡栄村猟友会=53名 秋山郷婦人会=6名
長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=1名
新潟県村上市三面猟友会・青年会=11名
新潟県岩船郡山北町猟友会=16名
山形県東田川郡朝日村猟友会=13名
山形県西置賜郡小国町猟友会=19名
北海道千歳市猟友会(アイヌ民族代表)=3名
ロシア連邦沿海州クラースヌィ・ヤール村(ウデヘ民族代表)=2名
その他=約28名               計、約153名
主催:長野県栄村猟友会・秋山郷猟友会
後援:栄村
協力:栄村役場秋山支所、とねんぼ、秋山郷婦人会、民宿出口屋、
秋山郷民宿組合、北方ユーラシア学会、ユーラシアンクラブ、
アイヌウタリ協会、田口洋美
助成金:WWF Japan(世界自然保護基金日本委員会)、真知子基金

第8回 1997年3月8,9日:山形県西置賜郡小国町小玉川字長者原
  “小国町立小玉川小中学校多目的ホール”・“梅花皮荘”
テーマ:21世紀のマタギ文化を考えるvol,1
特別講演『マタギの果たしてきた役割と将来』田口洋美(狩猟文化研究所代表)
集落代表者パネルディスカッション−問われる山村の生き方−
小池千秋(新潟県村上市三面)、大滝国吉(新潟県山北町山熊田)、
福原直市(長野県栄村秋山郷)、工藤光治(青森県西目屋村砂小瀬)、
工藤朝男(山形県朝日村大鳥)、佐藤実、二馬継男(山形県小国町)、田口洋美
参加者 山形県西置賜郡小国町猟友会・その他町関係=74名
山形県東田川郡朝日村猟友会=18名
山形県東田川郡藤島町猟友会=1名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=2名
新潟県村上市三面猟友会・青年会=8名
新潟県岩船郡山北町猟友会=19名
長野県下水内郡栄村猟友会・秋山郷猟友会=10名
青森県中津軽郡西目屋村猟友会=2名
その他=約25名               計、約158名
主催:山形県小国町猟友会
後援:小国町、小国町観光協会、(財)小国町自然環境管理公社、
小玉川地区自然教育圏整備推進協議会
協力:小国町立小玉川小中学校、梅花皮荘、狩猟文化研究所

第9回 1998年7月18,19日:新潟県岩船郡山北町字山熊田“山北町ふるさとふれあいセンター”
テーマ:21世紀のマタギ文化を考えるvol,2
特別講演『海、山、川・・ふるさと輝く町づくり』板垣実(山北町長)
特別講演『マタギの新たな役割とその位置づけ−地域個体群保全型狩猟に向けて −』田口洋美(狩猟文化研究所代表)
集落代表者パネルディスカッション−後継者の育成を考える−
伊藤覚(新潟県村上市三面)、大滝国吉(新潟県山北町山熊田)、
福原直市(長野県栄村秋山郷)、工藤朝男(山形県朝日村大鳥)、
藤田栄一(山形県小国町長者原)、椿勉(山形県高畠町)、田口洋美
ゲストコメンテーター:太田威(写真家)
参加者 新潟県岩船郡山北町猟友会=29名
新潟県岩船郡山北町関係者=14名
新潟県村上市三面猟友会=5名
新潟県北魚沼郡湯之谷村猟友会=1名
新潟県十日町市猟友会=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=5名
岩手県遠野市猟友会=2名
宮城県柴田郡川崎町猟友会=1名
山形県西置賜郡小国町猟友会=19名
山形県東田川郡朝日村猟友会=26名
山形県山形市猟友会=1名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=11名
長野県下高井郡山ノ内町猟友会=1名 
その他、約20名           計、約136名
主催:第9回マタギサミットin山北町実行委員会
後援:山北町、山北町観光協会
協力:山北町山熊田集落、山北町ふるさとふれあいセンター、山熊田長期滞在施設、狩猟文化研究所

第10回 1999年6月19,20日:山形県東田川郡朝日村“湯殿山ホテル”
テーマ:里山の小動物たちとマタギについて
特別講演『猿害の実態と対策について』高木直樹(獣害総合研究所代表)
特別講演『シベリア少数民族狩猟同行調査報告』田口洋美(狩猟文化研究所代表)
集落代表者パネルディスカッション−月山宣言の確認と採択−
伊藤覚(新潟県村上市三面)、大滝国吉(新潟県山北町山熊田)、
山田忠雄(長野県栄村秋山郷)、工藤朝男(山形県朝日村大鳥)、
舟山堅一(山形県小国町長者原)、椿勉(山形県高畠町)、田口洋美
参加者 山形県東田川郡朝日村猟友会=46名
山形県西田川郡温海町猟友会=2名
山形県西置賜郡小国町猟友会=21名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=2名
新潟県岩船郡山北町猟友会=14名
新潟県村上市三面猟友会=5名
新潟県北魚沼郡湯之谷村猟友会=1名
新潟県十日町市猟友会=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=5名
岩手県盛岡市・遠野市猟友会=3名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=5名
その他、約30名              計、約135名
主催:第10回マタギサミットin朝日実行委員会(朝日猟友会・大泉猟友会)
後援:朝日村、朝日村観光協会、田麦俣観光協会   協力:湯殿山ホテル、狩猟文化研究所

第11回 2000年7月1,2日:新潟県村上市瀬波温泉“ホテルすヾきケ池”
テーマ:狩猟法改正にともなう諸問題
ゲストコメンテーター:藤村正樹(アウトバック代表)
特別講演『ロシア沿海地方における狩猟同行調査報告』
田口洋美(狩猟文化研究所・東京大学大学院)
特別講演『秋田マタギ小屋について』戸堀操(秋田県中仙町猟友会)
菅原徳蔵(秋田県秋田市)
参加者 新潟県村上市三面猟友会・青年会=14名
新潟県岩船郡山北町猟友会=14名
新潟県十日町市猟友会=1名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=10名
山形県西置賜郡小国町猟友会=21名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=3名
山形県東田川郡朝日村猟友会=15名
山形県西田川郡温海町猟友会=2名
山形県山形市猟友会=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=4名
秋田県仙北郡中仙町猟友会=1名
秋田県秋田市猟友会=1名
岩手県盛岡市猟友会=1名
その他、約32名              計、約119名
主催:第11回マタギサミットin三面実行委員会(三面猟友会・青年会)
協力:ホテルすヾきケ池、朝日村奥三面遺跡調査室、狩猟文化研究所

第12回 2001年6月9,10日:秋田県北秋田郡阿仁町打当“打当温泉「マタギの湯」”
テーマ:特殊鳥獣保護管理計画制度に対する対応vol,1
講演『クマ研究の近況』小松武志(阿仁町ツキノワグマ研究所)
講演『白いツキノワグマについて』岡輝樹(農林水産省森林総合研究所東北支所)
特別講演『特殊鳥獣保護管理計画制度に対する対応』三浦慎悟(農林水産省森林総合研究所東北支所)
参加者 秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=約30名
秋田県仙北郡中仙町猟友会=1名
秋田県秋田市猟友会=2名
岩手県遠野市猟友会=2名
岩手県盛岡市猟友会=1名
山形県東田川郡朝日村猟友会=18名
山形県西田川郡温海町猟友会=2名
山形県西置賜郡小国町猟友会=18名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=4名
山形県山形市猟友会=1名
新潟県北魚沼郡湯之谷村猟友会=4名
新潟県岩船郡山北町猟友会=16名
新潟県村上市三面猟友会・青年会=6名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=10名
その他、約25名              計、約137名
主催:阿仁町、第12回マタギサミットin阿仁実行委員会
共催:阿仁町猟友会
後援:秋田魁新聞、秋北新聞、県北新聞、大館新報、ABS秋田放送、
AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送
協力:打当温泉「マタギの湯」、阿仁町ツキノワグマ研究所、狩猟文化研究所

第13回 2002年6月29,30日:長野県下水内郡栄村“さかえ倶楽部スキー場レストハウス”
     〃     “栄村村民会館”
テーマ:特殊鳥獣保護管理計画制度に対する対応vol,2
特別講演『秋山郷とマタギ文化』田口洋美(狩猟文化研究所代表・東京大学大学院)
特別講演『長野県の姿勢について』佐藤繁(長野県庁)
特別講演『奥地放獣の方法と課題』泉山茂之(野生動物保護管理事務所)・林秀剛(信州大学)
全体討論『熊・猿害対策を考える』司会:福原洋一
報告『栄村の被害状況について』栄村担当課
参加者 長野県下水内郡栄村猟友会=27名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=2名
秋田県仙北郡中仙町猟友会4名
岩手県盛岡市猟友会=1名
山形県東田川郡朝日村猟友会=16名
山形県西置賜郡小国町猟友会=20名
山形県西置賜郡高畠町猟友会=2名
新潟県岩船郡山北町猟友会=13名
新潟県村上市三面猟友会・青年会=5名
新潟県十日町市猟友会=1名
群馬県利根郡新治村猟友会=2名
山梨県小菅村猟友会=4名
その他、約45名               計、約141名
主催:第13回マタギサミットin栄村実行委員会 共催:栄村、栄村猟友会
協力:さかえ倶楽部スキー場レストハウス、信州ツキノワグマ研究会、狩猟文化研究所

第14回 2003年6月28,29日:山形県西置賜郡小国町五味沢“白い森交流センター りふれ”
 特別プログラム『東北マタギの伝統的資源利用に関する調査報告』日産科学財団助成金小国プロジェクト
 「小国の山地地形」長谷川裕彦(明治大学文学部非常勤講師)
 「小国の人為植生」中川重年(神奈川県立自然環境保全センター)
「小国マタギの過去と現在」田口洋美(狩猟文化研究所代表・東京大学大学院)
「共生の民俗知」佐藤宏之(東京大学大学院助教授)
テーマ:特殊鳥獣保護管理計画制度に対する対応vol,3
  「動物愛護と狩猟との関係:改正鳥獣法の概要」東海林克彦(環境省自然環境局動物愛護管理室)
参加者 山形県西置賜郡小国町猟友会=52名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=2名
山形県東田川郡朝日村猟友会=16名
山形県米沢市猟友会=1名
新潟県村上市三面猟友会=3名
新潟県岩船郡山北町猟友会=9名
新潟県十日町市猟友会=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=3名
秋田県由利連合会猟友会=3名
秋田県秋田市猟友会=1名
秋田県仙北郡中仙町猟友会=1名
岩手県盛岡市猟友会=1名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=3名
長野県下高井郡山ノ内町猟友会=1名
その他、約40名             計、約136名
主催:第14回マタギサミットinおぐに実行委員会
後援:小国町、小国町猟友会
協力:東京大学大学院佐藤宏之研究室、狩猟文化研究所

第15回 2004年7月3,4日:新潟県岩船郡山北町勝木“交流の館 八幡”
テーマ:猟友会の新たな展開
 「マタギと文学、その可能性」熊谷達也(作家)
 「大日本猟友会の現状と問題点」小熊實(大日本猟友会専務理事)
 「マタギ特区構想について」小松武志(秋田県阿仁町職員)
 「地域個体群保全管理狩猟の構築へ向けて:朝日連峰猟友協議会設立構想」田口洋美(狩猟文化研究所代表・東京大学大学院)
パネルディスカッション「猟友会の新たな展開」熊谷達也・小熊實・小松武志・田口洋美
参加者 新潟県岩船郡山北町猟友会=29名
山形県西置賜郡小国町猟友会=15名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=2名
山形県東田川郡朝日村猟友会=22名
山形県東田川郡温海町猟友会=2名
新潟県村上市三面猟友会=3名
新潟県中条町猟友会=1名
新潟県十日町市猟友会=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=2名
秋田県秋田市猟友会=1名
秋田県仙北郡中仙町猟友会=1名
岩手県盛岡市猟友会=1名
長野県下水内郡栄村秋山郷猟友会=10名
その他、約40名             計、約134名
主催:第15回マタギサミットin山北実行委員会
後援:山北町、山北町猟友会
協力:大日本猟友会、狩猟文化研究所、交流の館「八幡」

第16回 2005年6月25,26日:山形県東田川郡朝日村“すまいる”“湯殿山ホテル”
テーマ:狩猟の新しい流れ:若者の声を聞く
 「尾瀬での試み」橋本幸雄((財)尾瀬保護財団)
 「北海道西興部村の試み」伊吾田宏正(NPO法人西興部村猟区管理協会)
パネルディスカッション&総合討論:
パネラー:工藤朝男・熊谷達也・小松武志・田口洋美・橋本幸彦・伊吾田宏正
参加者 山梨県北都留郡小菅村猟友会=3名
山形県西置賜郡小国町猟友会=13名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=2名
山形県東田川郡朝日村猟友会=42名
山形県東田川郡温海町猟友会=2名
新潟県岩船郡山北町猟友会=15名
新潟県村上市三面猟友会=2名
新潟県中条町猟友会=1名
新潟県十日町市猟友会=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=1名
秋田県大仙猟友会=3名
岩手県盛岡市猟友会=1名
長野県下水内郡栄村猟友会=6名
その他、約56名             計、約148名
主催:第16回マタギサミットin あさひ実行委員会
後援:朝日村、朝日村観光協会、田麦俣観光協会、朝日村庄内森林環境保全ふれあいセンター
協力:狩猟文化研究所、湯殿山ホテル、すまいる

第17回 2006年6月23,25,26日:山形県山形市 東北芸術工科大学・厚生年金会館ウェルサンピア山形
テーマ:21世紀における持続的資源利用を目的とした狩猟システムの構築へ向けて
 参加者 山形県西置賜郡小国町猟友会=15名
山形県東置賜郡高畠町猟友会=2名
山形県鶴岡市朝日猟友会=18名
山形県東田川郡温海町猟友会=2名
山形県西村山郡西川町大井沢=2名
山形県・山形市猟友会=3名
新潟県岩船郡山北町猟友会=13名
新潟県村上市三面猟友会=3名
新潟県中条町猟友会=1名
新潟県十日町市猟友会=1名
秋田県北秋田郡阿仁町猟友会=3名
秋田県大仙猟友会=3名
岩手県盛岡市猟友会=2名
長野県下水内郡栄村猟友会=6名
その他、約56名             計、約146名
主催:『ブナ林と狩人の会:マタギサミット』 in やまがた実行委員会
後援:東北芸術工科大学東北文化研究センター
協力:東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科赤坂憲雄研究室
東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科田口洋美研究室
狩猟文化研究所
文部科学省・日本学術振興会科学研究費補助金「少子高齢化時代における持続的資源利用型狩猟システムの開発に関する新領域研究」研究グループ

vol.1. ブログの主旨

     ブナ林と狩人の会 −マタギサミット−
     MATAGI- SUMMIT  :  Japan Traditional Hunters Conference

【会の目的】
 『ブナ林と狩人の会−マタギサミット−』は、平成2(1990)年3月に第1回目の会が開かれて以来、毎年1回開催されている広域的山村交流会議です。
 本会の発起は、中部東北地方の豪雪山岳地帯に点在する伝統的狩猟集落(マタギ集落)を中心に日本の狩猟文化を研究している田口洋美(幹事:狩猟文化研究所代表。現:東北芸術工科大学教授)の呼びかけに応え、新潟県村上市松山三面(元、岩船郡朝日村三面)、秋田県北秋田郡阿仁町、長野県下水内郡栄村秋山郷の猟友会員、青年会、婦人会などの有志が集ったことにはじまります。
 本会の目的は、狩猟文化(マタギ文化)を基礎に、中山間地域の生活文化の継承と発展を目指し、それぞれの集落が21世紀をどのように生き抜いていくのか、生活者自らが問題解決に向けて模索して行くための場となることです。現在、中山間地域は、自然環境(森林環境・野生動物の生息環境)の変質や生業を中心とした生活経済の変化、過疎化、高齢化、そして離村や廃村といった集落の存続すら危ぶまれる変革の時代を迎えております。これら中山間地域が共有する諸問題に対して、互いが情報を交換し、親睦をはかりつつ、知恵を出し合い工夫をこらし、来るべき未来を自らの手で開いて行くことを目指しています。狩猟においては、21世紀型の自然と人間の関係の再構築、狩猟後継者の人材発掘と育成を目指します。
 とくに本交流会議は、中山間地域住民が育んできた動植物資源に関する捕獲採取、加工利用等の技術知、狩猟、採集、漁撈活動などによって培われてきた地域の地理的、生態的な自然に対する知、さらに農林業といった生活基盤生業を通して生活全般に渡って培われてきた自然と村落社会に対する知、これらの知が三位一体となって醸成されてきた民俗知の上に成り立ってきた事実を後継者や内外の人々に正しく伝え、さらに育てていきたいと考えます。すなわち、中山間地域の日常生活の安定した持続性こそが地域生態系、自然環境の持続性を保証するという生活と環境の相補的関係に基づいた“山と森に生かされる哲学”を手がかりに、むら人(住民)自らが未来を発見していく、そしてその生き方や考え方を一般市民が理解可能なものへと言葉化していくことを目指します。
 尚、本会の運営は、各参加集落の代表者会議によって決定され、幹事がこれを実際の会の内容に反映させるというかたちを取っています。
                                                                                                                 幹事:田口洋美

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